研究概要
言語には多様性とともに普遍性が存在するという考え方に基づいて、英語の名詞句について、構造と機能、形式と意味の対応、コミュニュケーション、歴史や母語獲得などの観点から、総合的かつ動的に捉えようとする研究をしています。また、英語と日本語などを比較したり、言語研究の成果を言語学習に応用したりすることも視野に入れています。
教育・研究活動の紹介
言語普遍性の考えに基づいて、英語に力点を置きながら、言語の構造と機能について講義しています。英語と日本語などの比較も扱っています。演習では、英語または日本語で書かれた学術書や論文を読み、その概要を捉え、精読もしながら考察を行っています。また、卒業論文・修士論文・博士論文の指導を重視し、学術論文の英文執筆をめざした英語の授業なども担当している点に特徴があります。
今後の展望
現在は学生を中心に講義や演習を行っていますが、今後は地域への貢献をもう少し拡充したいと思います。対象は学校、自治体、民間企業などが考えられます。また、言語研究の成果を言語学習や翻訳に応用する研究にご協力いただける学校、自治体、企業がありましたらお声がけいただければ幸いです。
社会貢献等
これまで取り組んできた主な社会活動:宇都宮市社会教育委員(2013年~現在)、放送大学栃木学習センター非常勤講師・面接授業・専門科目「人間と文化(ことばと文化について考える)」(2017年11月予定)・共通科目「外国語(日本語から見る英語の読解と作文)」(2012年)、栃木県高等学校教育研究会国際理解教育部会等講演:「国際理解における言語活動の諸相」(2014年)。高等学校などでの出前授業、高大連携事業での高校生へのコメント、高校訪問による進路指導部との意見交換も行っています。
大学教員でないとできない活動を継続しながら、大学をもっと身近に感じてもらい、大学も地域の一部として活動できるよう今後も取り組んでいきます。