研究シーズ集

地域デザイン科学部

教授 中島 宗晧なかじま そうこう

コミュニティデザイン学科 文化マネジメント研究室
中島 宗晧
キーワード

文化事業,企業マネジメント(商品企画,広告デザインなど)

分野

文化マネジメント、藝道教育、藝術学

研究テーマ

・文化,藝術に関わるマネジメント
・日本の躾(しつけ)をテーマとする藝道教育のあり方

所属学会等

日本アートマネジメント学会

特記事項

今後の“まちづくり”に日本の伝統文化を機能させたいと思います。

URL

MAIL

shodoken※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

企業マネジメントの一例を紹介します。
書道教育に初心者が扱いやすく、【使える】毛筆はありません。そもそも道に具(そな)えるモノの開発がなされてこなかったためか、書道界は今、指導者の個性が規準となっています。せめて小学校など現場の声を形にと、奈良にある製墨メーカー様との共同研究で、毛筆や墨、下敷き(新案)など多くの製品化を手がけています。

このような盲点といえる部分を補うのがわたしの仕事です。商品の企画、そして製品化の次は広告です。キャッチコピーからキャラクターデザインまで、できる範囲のことはすべてオリジナルで提案しますが、それがアイデアにとどまるか、採用されるか否かは企業や個人事業主様との対話によって決定します。

教育・研究活動の紹介

その他、皮革製品の輸入代理店(起業)でアートプロデューサーをしたこともあります。また、お仏壇メーカー様と顧問契約するなど、その【チカラの範囲】は限られても、何かしらアイデアを提供することで貢献できたと思っています。そして、これまで実際に製品化されたモノを挙げれば、お菓子やブランドロゴ、店舗デザインなどもあります。つまり、どのようなモノやコトでも日本の文化的な要素をできるだけ多く取り入れてきました。キーワードは、「共感」。そして皆様との「対話」。これに尽きるのではないでしょうか。

今後の展望

わたしは【手仕事】です。
写真は継色紙と言って、少し小さな色紙を14枚重ねて収納できるイス型の額です。季節の花を差し替えてもらうための絵ができれば完成ですが、このような家具も従来の発想を超えた思索(アイデア)の試作です。
わたしは、今後もこのような創造に向けて挑戦し続けて参ります。そして、何より今後は、このようなモノづくりを本学の地域デザイン科学部の学生と協働で進めて行きたいと考えております。ただ、それにはお題目を頂戴しなくてはなりません。どうぞ、そのような学修の場を私どもにご提供ください。

社会貢献等

上記以外に、京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクトなど、関西の活動が主でしたが、今後は、地域デザイン科学部の学生をコーディネートして参ります。“若者目線”とやらにご期待ください。