社会共創促進センター・SDGs事例集

農学部

日本農村の歴史的経験に学ぶ不平等・貧困の形成と解決策

担当:農学部・農業経済学科・大栗 行昭

不平等や貧困が存在する社会は持続可能なものではありません。現に、明治以降の日本は農村での不平等や貧困の形成を利用しながら開発・近代化を突き進み、第2次大戦で内外に大きな犠牲を強いて敗北しました。近代日本の農村で、どのようなメカニズムで不平等や貧困が形成されたのか。農村内部でこれに抵抗し、あるいはこれを解決しようとする動きは、どのようなものとして起こったか。こうした歴史的経験の解明は、持続可能な開発のあり方の手がかりになるはずです。