研究シーズ集

データサイエンスセンター

特任教授 田中 弘之たなか ひろゆき

田中 弘之
キーワード

患者行動科学、医療行動科学、社会的インパクト、Creating Shared Value、診断遅延、難病、希少疾患、Emotional Journey、Patient Journey、インサイト分析

分野

公衆衛生学、患者行動科学、共有価値創造戦略

研究テーマ

・難病患者における確定診断遅延の課題に対する解決策の研究
・患者行動科学に基づくアンメットニーズの同定
・一次診療医の共感力と直感が難病患者の確定診断遅延に及ぼす影響について
・社会課題解決による社会的インパクトの創出シミュレーション

所属学会等

日本保健医療行動科学学会、日本製薬医学会、Medical Affairs Professional Society (MAPS)

URL

MAIL

t-hiro※a.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

これまで私は実務家として、製薬企業において創薬研究、臨床研究、マーケティング、メディカルアフェアーズなどの業務に携わった後、製薬企業を対象とした戦略コンサルティングや新規事業の立ち上げ支援に取り組み、約30年にわたり実務経験を積んできました。さらに直近6年間は、実務に従事する傍ら研究活動にも注力し、患者行動科学を中心に、共有価値創造(CSV)戦略に関連する社会的インパクトの測定などをテーマとした研究を進めてきました。

私が一貫して重視しているのは、実務と研究理論の融合です。実務の現場には常に解決すべき課題が存在しますが、経験や勘のみに依拠したアプローチでは、課題の本質的な解決に至らない場合も少なくありません。そのような場面において、先行研究の知見を活用すること、あるいは自らリサーチクエスチョンを設定し研究を行うことは、課題解決に向けた有効な手段になると考えています。あらゆる社会課題の本質を問い続けながら、研究成果を学術の世界にとどめるのではなく、社会に実装していくことが重要です。

研究成果の社会実装を円滑に進めることこそが、社会をより豊かにし、持続的な価値創出につながると考えています。今後も、研究成果の社会実装を主眼に置き、研究・教育・実践を一体化させた活動に取り組んでいきます。

教育・研究活動の紹介

これまで実務において戦略コンサルティングに携わってきた経験を最大限に生かし、教育・研究活動に取り組んでいきます。企業や自治体が直面する社会課題を題材に、定性的・定量的な両側面から課題を分析し、その本質を捉えた解決策を導き出す思考プロセスを、講義や演習を通じて学生と共有します。

社会課題の解決は、場当たり的な取り組みでは十分な成果につながりません。そこで、社会実装を見据えたフレームワークの考え方とその活用方法を学びながら、課題設定から解決策の設計、さらには実装に至るまでの一連のプロセスを体系的に身につけていきます。

研究活動においても、現実の社会課題や実務現場からリサーチクエスチョンを設定し、理論と実践を往還させながら、社会に還元可能な研究成果の創出を目指しています。

今後の展望

多くの企業や自治体等と積極的に関わり、組織が抱える社会課題を同定し、宇都宮大学の研究成果を活用することによってどのような解決を導くことができるのかを考えていきます。

社会貢献等

研究の社会実装を実現し、豊かな社会づくりに貢献していきます。