研究シーズ集

共同教育学部

助教 カバリェロ 優子かばりぇろ ゆうこ

芸術・生活・健康系 家政
カバリェロ 優子
キーワード

栄養疫学,国際栄養,エネルギー代謝,食育

分野

栄養学、食育、家庭科教育

研究テーマ

・パラグアイ共和国における食事と肥満との関連
・カテキンリッチ破砕ブレンド緑茶の開発と官能検査
・教員養成課程における指導力向上を目指した調理実習

所属学会等

日本家政学会、日本家庭科教育学会

特記事項

「重回帰分析を用いた心拍数からMETsを推定する数式の検討」が博士論文のテーマでした。食事摂取エネルギーと生活活動による消費エネルギーとのバランスを保ち、健康的で豊かな食生活を実現することが研究の最終目標です。

MAIL

yukocaballero※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

【パラグアイ共和国における食事と肥満との関連】
肥満とそれに伴う生活習慣病が深刻なパラグアイ共和国において現地食事調査を行いました。食事データから食事の傾向と課題を明らかにし、効果的なダイエットのためのメニューを作成することを目指しています。
【おいしくてカテキンの多い破砕ブレンド緑茶の開発と官能検査】
カテキンをより多く抽出するためには、どのような製造工程や茶葉のサイズが最適か、またドリップによる抽出方法はカテキン抽出量とし好性にどのような影響をもたらすかなどを緑茶業者と共同で研究しております。

パラグアイ共和国での食事調査内容

教育・研究活動の紹介

【コロナ禍における調理実習指導力向上のためのハイブリッド型授業の検討と課題】
完全に対面調理実習を行えない状況においても、調理技術と指導力を兼ね備えた教員を育成するために、オンラインや自宅実習による効果的な教材の開発と模擬授業実施の効果を研究しています。
【栄養学の授業】
栄養をマクロとミクロの視点から捉えて、国際栄養の視点も交えながら授業を行っています。授業を通して、今後の食にかかわる課題を学生と共に考えることを重視しています。

今後の展望

生活習慣病や栄養不足の予防のためには健康的な食習慣が大切ですが、日々の栄養管理は難しいのが現状です。そこで、簡単に食事管理ができるような食器やシステムの開発を行いたいと考えております。具体的には、益子焼のような美しい食器に料理をよそうだけで、栄養バランスのとれた食事がとれる方法を考えています。
教育面では、学習指導要領の改訂に伴い、小・中・高で整合性のとれた食品群分類の再構築が必要であると考えております。

社会貢献等

社会教育団体であるガールスカウトに長年にわたり所属しております。地域の子どもの健全育成のために食の面から何かできることはないだろうかと考えております。