研究シーズ集

国際学部

准教授 栗原 俊輔くりはら しゅんすけ

国際学科
栗原 俊輔
キーワード

スリランカ,紅茶, NGO ,コミュニティ開発,ファシリテーション,緊急援助と復興・開発,ナッジ,おもてなし

分野

国際開発(人材育成)

研究テーマ

・ガバナンスと市民社会
・スリランカのプランテーション農園コミュニティ
・コミュニティ開発
・人材育成とキャパシティ・デベロップメント
・プロジェクト・マネッジメント

所属学会等

国際開発学会,南アジア学会,日本NPO学会,行動経済学会

URL

MAIL

shunsuke※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

TEL

028-649-5193

研究概要

国際開発:国際開発におけるガバナンスと組織開発、コミュニティ開発をテーマに、おもにスリランカを事例にし、市民レベルでの国際協力への参加について、セイロンティーを通した現地労働者コミュニティと日本、特に紅茶消費量全国上位である宇都宮市を例に取り、効果的なつながり方を、行動経済学の要素も取り入れ実践・研究している。
市民社会と行動経済学:国内では市民社会の活性化を目指すべく、学生任意団体「宇都宮おもてなし隊」を立ち上げ、JR東日本と協力し宇都宮駅を利用するインバウンドへのおもてなし活動、宇都宮車掌区とのインバウンド客の列車緊急避難誘導の方法を検討・研究している。
1)国際開発:スリランカで13年間勤務した経験と人脈をもとに、定期的な現地訪問による現地での実証研究、コミュニティや関係者、現地の大学(Peradeniya UniversityOpen University)の研究者と交流をはじめ、行動経済学の様々な手法を現地コミュニティの抱える問題への応用を実証・実践している。スリランカの紅茶プランテーション農園コミュニティとの交流と現地の問題解決を行うために、「UU-TEA」プロジェクトを立ち上げ、学生と現地のコミュニティ、特に同世代の青年層との交流を促進しながら、現地が抱える問題を話し合い、解決策を模索している。同時にUU-TEAの活動を日本国内、世界に発信する活動も学生が中心になり実践しており、インスタグラムを開設し、日本語と英語で定期的に現地の状況を発信している。
2)行動経済学と市民社会:宇都宮駅でのおもてなし活動を通して、インバウンドの視点からの街の魅力の再発見と発信、日本語の分からない鉄道利用者への効果的な緊急避難誘導を学生も巻き込み、定期的にJR東日本関係者と協議している。

教育・研究活動の紹介

授業におけるアクティブ・ラーニングを意識した教育の実践。学生を巻き込んだ、スリランカの紅茶プランテーション農園コミュニティとの交流を通した、国際開発・国際協力の体系的な理解の促進。

今後の展望

行動経済学の手法を取り入れ、現地の貧困削減、住環境改善、教育改善を試みるとともに、日本国内での支援者・理解者の拡大を行っていく。

社会貢献等

高大連携:栃木県立佐野高校(SGH校)との、スリランカを題材にした、高校生による国際協力の在り方
UU-TEA:宇都宮市役所広報広聴課との連携。紅茶消費量全国上位である宇都宮市プロモーションの一環として、UU-TEAの活動の広報・発信
JR東日本宇都宮駅・宇都宮車掌区: 駅の魅力の向上(学生によるおもてなし活動)、インバウンド客の緊急避難誘導の検討等
宇都宮市おもてなし推進員