社会共創促進センター・SDGs事例集

工学部

片頭痛患者の音過敏に対する心理生理的モデルと快適音空間の構築

担当:工学部・基盤工学科・情報電子オプティクスコース・石川 智治

一億総活躍社会の実現には、女性の活躍が必要不可欠である。また外的刺激に対する人の感じ方は多様であり、同じ刺激でも過敏に感じる人もいる。しかし、働き盛りの女性における片頭痛(脈打つような拍動性の頭痛が片側に発作的に起こる疾患)の有病率は高く、音過敏が併発するのでQOL(Quality Of Liife)低下を招いている。本研究では、片頭痛患者が快適に生活できる音空間構築のために、片頭痛患者の音過敏の心理生理モデルを解明し、それに基づく音診断・音療法の実現に挑戦している。