研究シーズ集

農学部

助教 田村 匡嗣たむら まさつぐ

農業環境工学科・食品流通工学研究室
田村 匡嗣
キーワード

In vitro模擬消化試験,糖質消化性,テクスチャ解析,組織構造観察,食品加工,バイオアベイラビリティ

分野

食品工学,食品科学

研究テーマ

・米飯の加工操作に伴う糖質消化性,組織構造,力学物性の変化に関する研究
・栃木県産農産物(オオムギ,ソバ,チャ)を使った地域食品の開発とその評価
・Future Foodsの創製

所属学会等

日本食品科学工学会,日本食品工学会,農業施設学会,美味技術学会,農業食料工学会,生態工学会

特記事項

・糖質食品の開発や消化性の評価に力を入れています
・共同研究や大学院生の受け入れを積極的に行っています

URL

MAIL

m-tamura※cc.utsunomiya-u.ac.jp(※を半⾓@に変換してください)

研究概要

農産物や食品の加工は、品質、美味しさ、人の健康に深く関係しています。本研究室では単位操作による食品加工を軸にして(1)食品加工が美味しさや消化性に及ぼす影響の解明、(2)収穫後農産物の品質保持と評価方法の確立、(3)栃木県農産物を使った地域食品の開発および評価、などのテーマに取り組んでいます。これらの研究を通して、食べる喜びを感じられる食品の開発と豊かな食生活の創造を目指しています。

教育・研究活動の紹介

世界的な人口増加、自然災害·感染症パンデミック、健康志向の上昇などを背景に、これまで以上に環境負荷が少なく、簡便で嗜好性·機能性の高い食品の需要が見込まれています。一方で、日本各地には魅力的な農産物や原料があるものの、その価値を引き出し高めるための加工操作や技術開発が少なく急務の課題です。当研究室では、主に栃木県の誇る農産物、食品、これまで破棄されていた農産物残渣を見直し、様々な加工を施すことで新たな地域食品を開発し、その嗜好性、機能性、摂取後の消化性などを科学的に評価しています。

今後の展望

研究を通して、関係者と協力しながら食品の魅力を世界に発信し、未来の食品づくりを目指しています。

社会貢献等

これまでに多くの共同研究を進めてきました。それらはいずれも、農家,民間企業、地方公共団体のご協力あればこそできた研究であり、クリアした結果を還元し発展に繋げられればと考えています。